創立者略歴
創立者・中村素堂の略歴をご紹介します。

年月日 略年譜
明治34年(1901) 5月2日 静岡県に生まれる 本名 儀雄
大正5年(1916) 武田霞洞に師事
大正12年(1923) 貞香会創立・主宰
大正13年(1924) 東京市立商業学校に出講
鉄道省大臣官文書課に任官
昭和2年(1927) 第1回「祭墨会」
昭和3年(1928) 今上天皇御即位に就き、賀表、賀牋等の揮毫に忙殺さる。
昭和4年(1929) 大禮記念章授与
昭和6年(1931) 日本高等鉄道学校に出講
東京市立京橋商業学校に出講
昭和8年(1933) 説文研究の創立さる。河井先生などと共に出講
会員の教養に資した。
昭和10年(1935) 東京市立京橋商業学校退職
武田霞洞先生御長逝
昭和11年(1936) 三楽書道会構成有志により「偶社」を起こし、土屋竹雨先生を招いて漢詩講義を聴く。
昭和12年(1937) 謙慎書道会鑑別会員
昭和13年(1938) 謙慎書道会審査会員
文部省主催、官吏の中国語講習を受講(各省2名)
昭和14年(1939) 全国青年学校教科書に素堂手本執筆
昭和15年(1940) 日本芸術院展覧会審査員
泰東書道院・三楽書道会審査員
紀元2600年祝典記念章授与
昭和16年(1941) 日本書道の展覧会審査員
昭和17年(1942) 泰東書道院特別会員
昭和18年(1943) 鉄道官退官し嘱託
中国視察
大政翼賛会に書道報国会が結成され、埼玉支部長
昭和20年(1945) 本会、宮城県下に疎開
昭和21年(1946) 泰東書道院、謙慎書道会、東方書道院、三楽書道会等合併、
財団法人日本書道美術院となる。同院監事、審査員
昭和23年(1948) 埼玉県美術展創設委員、第1回展運営委員、審査員
埼玉書道連盟創設、その会長
日本総合書芸展(のちの毎日展)創立と共に審査員
淑徳学園高等学校講師
昭和25年(1950) 大正大学・武蔵大学・東海学園女子短期大学等において書道講師として20数年にわたり後進を育成
昭和26年(1951) 日本書道美術院理事、審査員
昭和27年(1952) 本年度より同35年まで、東京都私立教員研修所書道分科会会長。同40年まで研修所常任講師
昭和32年(1957) 現代仏教芸術展創設、第1回展を銀座日本堂で開催
昭和33年(1958) 東方書道院参加、同人、審査員、
新興書道展参加、総務、審査員
東京都私立中学高等学校振興協会研修部書道分科会幹事
武蔵高等学校講師辞任
昭和36年(1961) 淑徳学園高等学校講師辞任
財団法人日本書同連盟参与
還暦記念展を銀座松屋画廊で開催
昭和39年(1964) 仏教書道社創立、豊道春海先生の配慮により『仏教書道』誌発刊
仏教三大学仏教研修団副団長としてインド・タイ・ネパール・台湾等を視察(翌年に亘り)
昭和40年(1965) 三和銀行創設経営の女性教室書道科主任講師(約10年)
日本国有鉄道総裁室嘱託を辞す
昭和41年(1966) 「祭墨会」41回を記念し、上野・東天紅に催して中止とする
シルクロード研究のため、パキスタン・アフガニスタン・イラン・イラク・シリア・レバノン・ヨルダン・エジプト等に出張
昭和44年(1967) 大正大学教授、武蔵大学人文学部講師、東海学園女子短期大学講師
昭和45年(1970) 愛知県吉良中学校校歌作詞(古関裕而氏作曲)
古希記念展を銀座三越美術サロンで開催
昭和48年(1973) 大正大学教授を経て同校名誉教授
昭和49年(1974) 武蔵大学人文学部講師辞任
昭和54年(1979) 毎日書道展名誉会員
昭和55年(1980) モスクワ国立美術館の要請により「永寧」を寄贈
昭和57年(1982) 仏教伝道文化賞受賞
7月14日 死去 享年81歳
昭和59年(1984) 1月 「中村素堂遺墨集」発刊
同月遺墨展を銀座和光で開催
昭和63年(1988) 「筆間雑記」・中村素堂随想集発刊
平成7年(1995) 2月 記念碑を文京区小石川伝通院に建立
以後毎年5月2日碑前に縁者集うて洗碑会を開催す
平成11年(1999) 8月 北京中国美術館で生誕100年記念展を開催
平成13年(2001) 1月 『書家 中村素堂の遺品』展 江戸東京博物館にて開催
6月 千葉県立美術館で千葉県書道協会展に中村素堂遺作展を併催

著作目録 『書道大鑑』(共著)『ペン字・毛筆手紙の書き方』『培蘭小史』『かな墨場必携』『貞香軒款識』(昭和29年)
『揮毫小範』(昭和35年)
『貞香廬清賞印譜』(昭和36年)
『ふじばかま』(昭和36年)
『銷暑片墨』(昭和39年)
『法名用字範』(昭和44年)
『書道辞典』(仏典関係その他執筆)『書道随巧』(昭和51年)
『篆書心経』(昭和51年)
『欲沂帖』(昭和54年)『半折範』(昭和55年)『写経の手ほどき』(昭和55年)
『中村素堂遺墨集』(昭和59年)
『筆間雑記』中村素堂随想集(昭和63年)
建碑目録 「聖蹟万歳牛碑」「隅田川聖蹟記念碑」「松本駅長殉職碑」「金子得処先生彰徳碑」(昭和29年)
「国宝如法経所碑」(昭和36年)
「西栄寺大梵鐘銘」(千葉県流山市)「インド・ブッダガヤ国際仏教会館題字」素堂歌碑(昭和51年・山形市山寺立石寺境内)
「東栄寺大梵鐘歌碑」(千葉県八日市場市)など

代表作品
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